ブラックジャックの基本的なルール・用語と勝つための戦略

ライブカジノ
ライブカジノ

オンラインカジノでも人気の高い「ブラックジャック」。ディーラーとの勝負が楽しめることに加え、戦略を立てられることも人気の理由です。オンラインカジノではライブカジノで数多くのテーブルが用意され、いろんなディーラーを相手にプレイできます。

ここではブラックジャックのルールとゲームの流れ、さらに戦略について説明します。これから始めてみようという人にも役立つ内容になっています。

ブラックジャックとは

ブラックジャックはプレイヤーとカジノディーラーが勝負するスタイルの、トランプカードを使うカジノゲームです。テーブルには複数のプレイヤーが参加しますが、それぞれがディーラーとカードの合計数を比べて勝敗を決めます。プレイヤー同士の勝負はありません。

カードの合計数が「21」に近いほうが勝ちとなり、プレイヤーが勝てば配当金を受け取ります。負けたら賭け金は没収されます。

賭け金はテーブルごとに上限と下限が決まっているので、その範囲内で自由に決めることができます。

ブラックジャックのテーブルは半円形になっており、奥にディーラーが座り円周を囲うようにプレイヤーが数人座る椅子が用意されています。

リリベットのブラックジャックの例
リリベット「ライブカジノ」(以下の画像はすべてリリベットより)

オンラインカジノの場合はライブカジノで、ランドカジノのようなテーブルが用意され1つのテーブルに数人が参加できます。ゲームプロバイダーによりテーブルの雰囲気が異なるので、それぞれの特徴をチェックしてみましょう。

1つのテーブルに参加できる人数制限がない特殊なテーブルも用意されています。

リリベットのブラックジャックの例

ゲームの流れとルール・用語解説

ブラックジャックのゲームの流れとルール、そしてゲームで使う用語を解説します。

使用する道具

ブラックジャックで使用する道具はチップとトランプカードです。チップはプレイヤーが持ち込み、カードはカジノ側が用意します。

リリベットのブラックジャックの例
ライブカジノのチップ

トランプカードはジョーカーを除いた6組あるいは8組が用意され、よくシャッフルして「シュー」と呼ばれるボックスに入れておきます。カジノディーラーはこのシューから1枚ずつカードを取り出して配ります。

リリベットのブラックジャックの例
シューボックス

シャッフルしたカードには真ん中あたりに「カットカード」が差し込まれます。ゲーム中にこのカットカードが出てきたら、次のゲームの前にシューを交換します。

リリベットのブラックジャックの例
赤いプラスチックのカットカードが出たら…
リリベットのブラックジャックの例
シューを交換
リリベットのブラックジャックの例
テーブルの横でスタッフがカードをシャッフルする

基本ルール

ブラックジャックの基本ルールを説明します。

プレイヤーとディーラーが勝負する

ブラックジャックはプレイヤーとディーラーが勝負をするゲームです。プレイヤー同士は勝負をしないので、配られたカードは表向きにしてテーブルの上に置かれます。ディーラーのカードは1枚が表向き、1枚は裏向きです。ディーラーはすべてのプレイヤーのアクションが終わってから裏向きのカードをオープンします。

リリベットのブラックジャックの例

テーブルに参加する時は、空いている席にどこでも着席できます。オンラインカジノのライブカジノであれば、空席のあるテーブルを選んで空席をタップすると着席します。

ゲームが始まると、ディーラーは自分と参加しているプレイヤー全員にカードを2枚ずつ配ります。

最初にチップを賭ける

ブラックジャックのテーブルについてゲームに参加する場合には、先にプレイヤーがチップをベットします。ベット金額はテーブルごとに上限と下限が決まっているので注意しましょう。

またオンラインカジノのライブカジノではベットできる時間に制限があるので注意が必要です。

リリベットのブラックジャックの例
ベットできる時間がカウントダウンされる

カードの数え方

ブラックジャックのカードの数え方

ブラックジャックではカードの数字を次のように数えます。

  • 「2」から「10」:その数字のまま数える
  • 絵札(J・Q・K):「10」として数える
  • 「A」:「1」または「11」のどちらで数えてもよい

たとえば次のようになります。

「8+K」→「8+10」→「18」
「2+A」→「2+1」または「2+11」→「3」または「13」

「A」を含む場合、「A」を「11」と数えて合計数が「21」を超えたら、自動的に「A」を「1」と数えます。

勝敗の決め方

プレイヤーとディーラーは配られたカードの合計数を比べて、「21」に近いほうが勝ちとなります。

たとえば次のような場合はプレイヤーの勝ちです。

  • ディーラー:「9+9」→「18」
  • プレイヤー:「10+K」→「20」

もし最初の2枚が「A」と「10」あるいは絵札の場合、「21」となります。これを「ナチュラル」あるいは「ブラックジャック」と呼びます。

リリベットのブラックジャックの例
「Win」が勝ちで「Lose」が負け、「Bust」はバーストによる負け、「Blackjack」はブラックジャックでの勝ち

勝った時の配当

プレイヤーが「ブラックジャック」でディーラーに勝つと配当は賭け金の2.5倍を受け取り、それ以外のカードの組み合わせで勝てば2倍の配当を受け取ります。負けたら賭け金は没収されます。

もし引き分けであれば賭け金は戻ります。

ディーラーとプレイヤーに2枚ずつカードを配り終えたあとにディーラーが「ブラックジャック」であれば、プレイヤーも「ブラックジャック」でないと負けが確定します。ただし、ディーラーが「ブラックジャック」であった時のために保険(インシュアランス/インシュランス)をかけておくこともできます。

プレイヤーのカードの追加

ブラックジャックは、テーブルの右側に座るプレイヤーからカードが2枚ずつ配られ、ディーラーも含め全員がカードを受け取ったら右端のプレイヤーから順番にアクションをします。

その時に、カードを追加してほしい場合は「ヒット」を宣言すればカードを追加で1枚受け取れます。この追加のカードは何枚でももらえますが、カードの合計数が「21」を超える(バーストする)とディーラーに負けてしまいます。プレイヤーがバーストしたあとにディーラーがバーストしても、引き分けとはならずにプレイヤーの負けとなるので注意しましょう。

もしカードの追加が不要であれば、「スタンド」を宣言して自分のアクションを終了します。すると次のプレイヤーにアクションの順番が移ります。

リリベットのブラックジャックの例
カードを追加しバーストしたケース

ディーラーのカードの追加

ディーラーはカードの合計数が「17」以上になるまでカードを追加するルールです。もし「21」を超えてバーストすれば、バーストしていないプレイヤーの勝ちとなります。

スプリット

もし配られたカードが同じ数字であれば、「スプリット(分割)」できます。最初にベットした賭け金と同額をベットすれば2枚のカードを分けて、それぞれ1枚ずつカードが追加されます。

さらにその両方でカードを追加するかどうかのアクションを決めることができます。

リリベットのブラックジャックの例
同じ数字は2つに分けることが可能

スプリットするのは小さな数字の時がおすすめです。たとえば「10」が2枚なら合計数が「20」で、このまま勝つ可能性は高いと考えられます。それを分割してしまうと、それぞれ「20」よりも小さな合計数になる可能性があります。

一方で「3」が2枚の場合、合計数は「6」となり追加するカードによっては中途半端な大きさの合計数になる可能性があります。そこで2つに分割すれば、どちらか片方は大きな合計数になる可能性があります。

インシュアランス/インシュランス

インシュアランス(またはインシュランス)は「保険」のことです。

プレイヤーには2枚ずつ表向きに、ディーラーには1枚を表向き(アップカード)に1枚を裏向き(ダウンカード)にカードを置きます。

この時、ディーラーのアップカードが「A(エース)」の場合、「インシュアランス」をするか尋ねられます。というのも、もしディーラーのダウンカードが「10」または絵札であれば「ブラックジャック」となり、プレイヤーも同じブラックジャックでなければ負けが確定するルールだからです。

ここでインシュアランスをすると、ディーラーがブラックジャックであった時の保険として損失を回避できます。

具体的には最初の賭け金の半分をベットし、ディーラーがブラックジャックであれば最初の賭け金を失うかわりにインシュアランスの賭け金が3倍になって戻ります。つまりプラスマイナスゼロになる仕組みです。

ただしディーラーがダウンカードを見てブラックジャックでなければ、インシュアランスのチップは没収されゲームは続行します。

リリベットのブラックジャックの例
この時点でインシュアランスを尋ねられる
リリベットのブラックジャックの例
ディーラーがブラックジャックでなければゲームは続行

次はプレイヤーがインシュアランスをした場合としない場合、それに対してディーラーがBJ(ブラックジャック)か否かでのベットの結果です。

最初のベットを2ドル、インシュアランスを1ドルとした場合のプレイヤーの損益です。

インシュアランスディーラーがBJディーラーがBJではない
あり±0 (-2-1+1×3)-1でゲーム続行
なし-2±0でゲーム続行

ダブルダウン

ブラックジャックにおけるオプションに「ダブルダウン」があります。これはプレイヤーが追加するカードはあと1枚のみに限定するかわりに、賭け金を倍にするというものです。

ダブルダウンはたとえば最初の2枚の合計数が「11」の時、次に「10」か絵札が配られると「21」となり勝利する可能性が高くなります。トランプカードは13枚のうち「10」と絵札が4枚あるので、「21」になる確率は単純に4/13×100=30.77(%)あります。

よってダブルダウンで勝利した時の配当を増やすという戦略を立てることができます。

サレンダー

ブラックジャックのテーブルによっては「サレンダー」が使えるものがあります。これは「ゲームから降りる」ためのオプションです。

配られた2枚のカードとディーラーのアップカードを見てどうにも勝てそうもないと判断すれば、「サレンダー」を宣告すると賭け金の半分を放棄してゲームから降りることができます。

ゲームの流れ

ブラックジャックのゲームの流れを把握しておきましょう。

テーブルを決める

リリベットで遊べるブラックジャックの例

まずは数多くあるブラックジャックのテーブルから1つ選びます。賭け金額の範囲がテーブルにより異なるので、自分の資金に合うテーブルを選びましょう。

リリベットのブラックジャックの例

空席がなければゲームの様子を見ることはできますが、参加はできません。空席があればタップすると着席します。

リリベットのブラックジャックの例

空席がなければ画面右上のメニューを開いて「すべてのゲーム」をタップします。ゲームプロバイダーによっては「ロビーへ」のような表示となります。

リリベットのブラックジャックの例

予算でプレイできるテーブルを探しましょう。

リリベットのブラックジャックの例

「SIT HERE」とある場所をタップすれば参加できます。複数の席をタップすれば、それぞれの席でチップをベットできます。

チップをベットする

リリベットのブラックジャックの例

まずは制限時間内にチップをベットします。チップは下にある金額をタップすれば、ベットするチップを選べます。

リリベットのブラックジャックの例

ベットの受付が終了すればカードが配られます。

アクションを決める

リリベットのブラックジャックの例

ディーラーがカードを配り終えたら、右端のプレイヤーからアクションを決めていきます。カードを追加するかしないか、あるいはスプリットをするかなどの選択をします。

リリベットのブラックジャックの例

右から順番が回ってきます。

ディーラーがカードを開く

リリベットのブラックジャックの例

すべてのプレイヤーがアクションを終えたら、最後にディーラーがダウンカードをオープンします。そして合計数が「17」以上になるまでカードを追加します。

リリベットのブラックジャックの例

この場合はディーラーが「20」でプレイヤーはみな「14」なので、すべてのプレイヤーの負けです。

リリベットのブラックジャックの例

この場合はディーラーがバーストしたので、プレイヤーはみな勝ちました。

1ゲームが終わるとディーラーはカードを回収し、ベットできる時間のカウントダウンが始まります。

ゲーム中に使う用語

ブラックジャックのゲーム中で使う用語を覚えておきましょう。

ベット

チップを賭けること

ヒット

カードを1枚もらうこと

スタンド

カードをもらわないこと

バースト

カードの合計数が「21」を超えること

ブラックジャック

最初の2枚で「21」になること(「ナチュラル」とも呼ぶ)

アップカード

ディーラーの表向きのカード

ダウンカード

ディーラーの裏向きのカード

シュー

カードを格納しているボックス

インシュアランス/インシュランス

ディーラーのブラックジャックに備えた保険

スプリット

同じ数字のカードを2つに分割すること

ダブルダウン

カードを1枚のみ追加する条件で賭け金を倍にすること

戦略をうまく使ってブラックジャックを攻略!

ブラックジャックはプレイヤーがアクションを決めることができるので、戦略を立てることができます。初心者でも利用できるものがあるのでチェックしておきましょう。

勝つための基本的な考え方

ブラックジャックは配られたカードにより勝敗が決まります。そのため、いかにプレイヤーが戦略を立てられるとはいえ、残念ながら負ける時は負けます。これをまず頭に入れておきましょう。

次に大事なのは「バーストを避ける」ことです。プレイヤーがバーストしてしまうと、ディーラーがバーストしても勝つことはできません。合計数が「14」や「15」と微妙な大きさの時は、無理をせずに「スタンド」しましょう。

ディーラーが勝てるのは次の5種類の合計数のみです。

  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21

あとはバーストしかないので、ディーラーは「17」以上で勝つかバーストして負けるかのどちらかになります。プレイヤーは無理にカードを追加して「13」の合計数を「15」や「16」に増やしても意味はないということです。

また勝ち負けを繰り返してながらチップを増やすのであれば、システムベットの利用が不可欠です。「いかに勝負に勝つか」ではなく、「いかにチップを増減させるか」を考えましょう。システムベットを使えば、たとえ1勝2敗の割合で負け越してもチップを増やすことは可能です。

代表的な戦略

ブラックジャックの代表的な戦略をご紹介します。

ベーシックストラテジー

ブラックジャックには「ベーシックストラテジー」という有名な表があります。これはプレイヤーのカードとディーラーのアップカードの組み合わせにより、どんなアクションを選ぶのが最適なのかを示すものです。

ブラックジャックは限られた枚数のカードを使うため、置かれた状況での勝率を計算することができます。その確率を利用して、1プレイごとの勝敗はわからなくても長期的には勝ち越す確率が高いアクションを選択できます。

ベーシックストラテジー表の例
参考:BASIC STRATEGY https://www.blackjackapprenticeship.com/wp-content/uploads/2018/08/BJA_Basic_Strategy.jpg

このような表を使えば、プレイヤーはヒットするのかスタンドするのか、あるいはスプリットかを選択できます。「インシュアランス」は選択肢にないので留意しておきましょう。

たとえばプレイヤーに「9」と「7」の2枚が配られたとします。

この場合、1番下の「HARD TOTALS」の表を使い合計数「16」の段を見ます。ディーラーのアップカードが「6」であれば「Stand(スタンド)」を指示していますが、アップカードが「7」であれば「Hit(ヒット)」を指示していることがわかります。

プレイヤーのカードに「A」が含まれていれば真ん中の「SOFT TOTALS」を、2枚が同じ数字なら1番上の「PAIR SPLITTING」を見て該当するマスの指示に従ったアクションを選択します。

カードカウンティング

ブラックジャックの必勝法として有名な戦略が「カードカウンティング」です。数学の先生が考案し、この攻略法を使ってカジノで稼いだ学生の実話が映画にもなりました。ランドカジノでは全面的に使用を禁止していますが、オンラインカジノでは使用可能です。

考え方としてはシューの中に残ったカードの種類により、ディーラーがバーストする可能性が高くなる状況があります。その時に賭け金を増やせばチップを増やせるというものです。

そして配られたカードの数字をチェックし、その数をカウントして自分に有利な状況になるのを待つという戦略になります。

カードカウンティングで利用しているのは、シュー内のカードに「10」を数えるカードの割合が多くなればプレイヤーに有利となり、逆にディーラーが不利になるということです。つまり配られたカードを数えて「10」を数えるカードが多く残れば勝負し、そうでなければ無理な勝負をしないという判断ができます。

※オンラインカジノによっては、上記のようなシステムベットの利用を禁止している場合があります。各カジノの利用規約をご確認ください。

ブラックジャックをプレイするなら安全で手軽に遊べるオンラインカジノ

ブラックジャックは戦略を覚えれば有利にプレイできるカジノゲームです。オンラインカジノであれば、初心者でも手元にベーシックストラテジー表などを用意してプレイできます。またスマホひとつあればいつでも手軽に遊べるのもオンラインカジノの利点です。まずはリリベットでブラックジャックのテーブルを選んでプレイしてみてはいかがでしょうか。