ブラックジャックで有名な必勝法「カードカウンティング」について解説します。ランドカジノではその使用を禁止しているほど効果が高いことでも知られる攻略法です。
その仕組みとやり方、実践の手順や検証結果をご紹介します。ブラックジャック最強の必勝法と呼ばれるカードカウンティングに興味のある方はぜひご覧ください。
ブラックジャックのカードカウンティングとは
ブラックジャックのカードカウンティングは文字通りに「必勝法」として有名な攻略法です。1950年代にMIT(マサチューセッツ工科大学)で数学の講師をしていた「エドワード・ソープ氏」が確率論を基盤としたブラックジャック必勝法「カードカウンティング」を完成させます。
そして実際にカジノでカウンティングを使用し、10,000ドルの資金を2日間で2倍にまで増やしました。
1962年にはカウンティングに関する本も出版し、実践することで稼ぐプレイヤーが多かったことからカジノではカウンティングの使用を禁止しています。
ランドカジノでの使用はできませんが、オンラインカジノであればブラックジャックで利用できます。
カードカウンティングの仕組み
ブラックジャックのカードカウンティングは、シュー(カードが格納されているボックス)内に残るカードの種類によってプレイヤーが有利になるケースがあることを利用しています。
そこでディーラーがテーブルに配るカードを種類ごとに数えて、シュー内にどんなカードが多く残っているかを特定します。その結果をゲームプレイに反映させる仕組みです。
具体的には「10」と数えるカード(「10」と絵札)が多く残ればプレイヤーが有利となり、「2」から「6」が多く残ればディーラーが有利となります。これはディーラーがカードの合計数が「17」以上になるまで追加するルールとなっているのが理由です。
つまりカウンティングによりディーラーがバーストしやすいか、あるいはバーストしにくいかを判断してプレイヤーの優位性をチェックするという仕組みになっています。
プレイヤーが有利と判断すれば賭け金を増やし、不利だと判断したら賭け金を減らします。
カードカウンティングの実際のやり方
それでは具体的にブラックジャックでのカードカウンティングのやり方を説明します。
カードをグループに分ける
まずカードをその数によりグループ分けします。
| カードの種類 | カウントする数字 | |
| 1 | 「10」と絵札(J Q K)と「A(エース)」の5種類 | +1 |
| 2 | 「7」「8」「9」の3種類 | 0 |
| 3 | 「2 」から「6」の5種類 | -1 |
ディーラーがシューからカードを引いてテーブルのプレイヤーあるいはディーラー自身に配った時に、そのカードが3つのどのグループに属するのかをチェックします。
カウンティングを開始する
ブラックジャックのカードカウンティングを開始するのは、ディーラーがシューを交換したタイミングです。より正確にシュー内のカードを特定するため、必ず新しいシューに替えてからスタートしましょう。そしてシューを交換したら1セット終了となります。
カウンターを「ゼロ」にしてカードが配られるたびに次のように数字を増減させます。
①のカードが出たら「+1」、②のカードが出たらカウンターを増減せず、③のカードが出たら「-1」とします。
これはもっとも簡単なブラックジャックのカウンティング方法で、「ハイローシステム」と呼ばれます。
デッキ数でカウンターを調整する
ブラックジャックで使用するカードが何組あるのかによって、カウンター数が同じでも有利・不利の度合いが違います。よって、計算したカウンターの数字をデッキ数で割っておきましょう。
通常はオンラインカジノのライブカジノにおけるブラックジャックは8組のカードを使っています。この場合にはカウンターの数字を「8」で割ります。
たとえばカウンターが「10」であれば、「10÷8=1.25」と計算できます。この数字が大きいほど、プレイヤーの有利・不利がより正確に判断できるようになります。
カウンティングによる判断の方法
カウンティングを行い、カウンターがプラスになるほどシュー内に残るカードはプレイヤーにとって不利となります。逆にマイナスになるほどプレイヤーに有利と判断できます。
たとえばデッキ数で割った数字が「-2」以下または「+2」以上になれば賭け金を増減させるとよいでしょう。また「-2」以下になるとディーラーはバーストしやすいので、プレイヤーの合計数が「13」などと小さな数字でも無理してヒットせずにホールドするのがおすすめです。
毎回デッキ数で割るのが面倒であれば、「2(または-2)×デッキ数(一般的に8)」を目安にするとよいでしょう。
カードカウンティングの実践例
実際にオンラインカジノのブラックジャックでカードカウンティングを実行する例をご紹介します。ここではテーブルゲームのブラックジャックにおけるゲームプレイ結果からカウンティングを実行しています。
1回目

ディーラーのカードは「6」でプレイヤーのカードは「7」と「A」なので、カウンターは「0」となります。このカウンター数値をもとにアクションを決めます。
スタンドを選択するとディーラーのカードが開き、さらに1枚追加されます。その結果カウンター数値は「+2」となり、この数字をもとに次のゲームの賭け金を決めます。
2回目

ディーラーは「9」でプレイヤーは「8」と「A」なので「+2+1=+3」となります。この状態でアクションを決めてディーラーがカードをオープンし勝敗が決まります。
プレイヤーはホールドしディーラーがカードをオープンし、さらに1枚追加しています。その結果、カウンター数値は「+2」となり次のゲームの賭け金を決めます。
3回目

ディーラーは「4」でプレイヤーが「A」と「Q」なので、カウンターは「+2-1+2=+3」となります。プレイヤーはブラックジャックなので勝利が決まっています。
ディーラーのオープンカードが「J」なのでカウンターは「+3+1=+4」となります。
4回目

ディーラーが「Q」でプレイヤーは「Q」と「2」なのでカウンターは「+4+1+1-1=+5」で勝負します。
プレイヤーは「3」と「10」の2枚のカードを追加して勝負し、ディーラーが「7」をオープンします。カウンターは「+5+0=+5」のままです。
5回目

ディーラーは「6」でプレイヤーは「9」と「A」なので、カウンターは「+5-1+1=+5」で勝負します。プレイヤーはホールドし、ディーラーはカードオープンしてさらに1枚追加しました。
カウンターは「+5+2=+7」になり、次のゲームの賭け金を決めます。
6回目

ディーラーは「K」でプレイヤーは「4」と「Q」なので、カウンターは「+7+1-1+1=+8」で勝負します。
プレイヤーは「A」と「8」を追加してバーストし、ディーラーは「J」をオープンします。カウンターは「+8+1+1=+10」となり、次のゲームの賭け金を決めます。
7回目

ディーラーは「J」でプレイヤーは「J」と「4」なので、カウンターは「+10+1+1-1=+11」で勝負します。
プレイヤーは「5」を追加し、ディーラーは「8」をオープンしてプレイヤーの勝ちとなります。カウンターは「+11-1=+10」になります。
プラスにかなり傾いているので、これはプレイヤーに不利な状況であると判断できます。
カードカウンティングの効果を検証
実際にライブカジノのブラックジャックでカードカウンティングを実行すると効果が得られるのかをチェックしてみましょう。
ここではシューを交換したタイミングでカウンティングを開始し、すべてのプレイヤーとディーラーにカードが配られた時点でのカウンターの数字をチェックします。このカウンター数値を参考にアクションを決めることになります。
さらに勝敗が確定したあとのカウンター数値も計算しているので、次のゲームの賭け金を決める際の参考にします。
なお計算したカウンター数値はデッキ数の「8」で割っています。
カウンティング開始のタイミング

シューを新しいものに交換してからカードカウンティングを開始します。ディーラーは数枚のカードを捨てることなく、すぐにカードを配り始めます。
以降はアクション前の段階のカウンター数値と勝敗確定後のカウンター数値を計算しています。
1回目 カウンター「-0.25」:ディーラー「17」

| ディーラーのカード | A |
| プレイヤーのカード | 3 4 4 8 |
| カウンター数値 | -0.25(-2÷8) |
| ディーラーのカード | 3 A J 2 |
| プレイヤーのカード | Q 7 |
| カウンター数値 | -0.125(-1÷8) |
プレイヤーはまずアクション前のカウンター数値からアクションを選択します。実際のゲームでは自分を含めてプレイヤーにカードが配られるたびにカウントを続けましょう。
最後にディーラーがカードをオープンし勝敗が決まるとカードカウントを行い、カウンター数値をもとに次のゲームの賭け金を決めます。
2回目 カウンター「0」:ディーラー「バースト」

| ディーラーのカード | K |
| プレイヤーのカード | 6 9 3 5 K 9 3 K Q 10 10 3 Q 2 |
| カウンター数値 | 0 |
| ディーラーのカード | 6 8 |
| プレイヤーのカード | 7 7 9 6 |
| カウンター数値 | -0.25(-2÷8) |
3回目 カウンター「-1.25」:ディーラー「18」

| ディーラーのカード | 4 |
| プレイヤーのカード | 7 8 5 5 7 K 4 8 2 2 2 6 5 8 |
| カウンター数値 | -1.25(-10÷8) |
| ディーラーのカード | Q 4 |
| プレイヤーのカード | 3 5 K 9 |
| カウンター数値 | -1.375(-11÷8) |
4回目 カウンター「-1.75」:ディーラー「21」

| ディーラーのカード | 4 |
| プレイヤーのカード | 9 7 10 7 6 5 3 A 2 2 5 A 7 A |
| カウンター数値 | -1.75(-14÷8) |
| ディーラーのカード | 7 Q |
| プレイヤーのカード | 10 4 8 4 |
| カウンター数値 | -1.75(-14÷8) |
5回目 カウンター「-2.125」:ディーラー「17」

| ディーラーのカード | 3 |
| プレイヤーのカード | 9 6 7 9 2 4 8 K 6 10 6 10 |
| カウンター数値 | -2.125(-17÷8) |
| ディーラーのカード | 9 5 |
| プレイヤーのカード | 6 9 |
| カウンター数値 | -2.375(-19÷8) |
6回目 カウンター「-3.125」:ディーラー「バースト」

| ディーラーのカード | Q |
| プレイヤーのカード | J J 4 8 3 3 7 4 6 5 4 4 9 6 |
| カウンター数値 | -3.125(-25÷8) |
| ディーラーのカード | 5 9 |
| プレイヤーのカード | 4 4 10 4 A 3 10 |
| カウンター数値 | -3.375(-27÷8) |
7回目 カウンター「-3.375」:ディーラー「バースト」

| ディーラーのカード | J |
| プレイヤーのカード | 8 3 3 8 Q J 3 6 J 6 5 8 K 10 |
| カウンター数値 | -3.375(-27÷8) |
| ディーラーのカード | 4 A 10 |
| プレイヤーのカード | 10 2 5 7 5 |
| カウンター数値 | -3.5(-28÷8) |
結果の検証
今回はかなりプレイヤーには有利な状況になったことがわかります。その中でもディーラーが「21」となるケースもありますが、「バースト」も2回出現しています。
明らかにプレイヤーが有利な結果というわけではありませんが、カウントする数字が「2.0(デッキ数8で割った数値)」以上になると3回中2回はディーラーがバーストという結果になりました。
カードカウンティングを使う際の注意点
ブラックジャックでカードカウンティングを使う際の注意点をご紹介します。
ライブカジノでのみ利用できる
ブラックジャックのカードカウンティングは、オンラインカジノの「ライブカジノ」でのみ有効です。プログラムで動作する「テーブルゲーム」ではうまく機能しない点に注意が必要です。
カードカウンティングの説明ではテーブルゲームのブラックジャックを使っていますが、テーブルゲームには「シュー」という概念がありません。1プレイで配られるカードはすべて、52枚のカードからランダムに選ばれる仕組みです。
そのためカウンティングをしても次のゲームではリセットされて、ふたたび52枚のカードから配られることになります。
そのためカードカウンティングはライブカジノのブラックジャックテーブルで実行するようにしましょう。
マルチユーザータイプのブラックジャックで練習を
ライブカジノのブラックジャックは基本的に1つのテーブルに複数のユーザーが参加しています。そのすべてのカードを数える必要があるので、慣れるまでは時間が必要です。
ライブカジノのブラックジャックには1つのテーブルに何人でもユーザーが参加できるゲームがあります。これならプレイヤーのカードは1箇所のみなので、カウンティングに時間はかからないでしょう。

まとめ:カードカウンティングをマスターして有利にプレイしよう
カードカウンティングはブラックジャックの必勝法ではありますが、あくまでもディーラーがバーストしやすいかどうかの可能性を判断するツールです。あとはカウントした数字をどのようにゲームプレイに活用するかがポイントになります。まずはオンラインカジノのブラックジャックでカードカウンティングの練習をしてみてはいかがでしょうか。
カードカウンティングに関するよくある質問
ブラックジャックのカードカウンティングに関する疑問とその回答をご紹介します。
- Q具体的にカードカウンティングはどのように活用するの?
- A
ブラックジャックはシュー内のカードが半分も使われないうちにシュー交換をします。そのため、プレイヤーが不利な状況のままシューが交換されることもあります。
- Qカードカウンティングとほかの必勝法を組み合わせることはできる?
- A
カードカウンティングでプレイヤーの有利・不利をチェックしつつ、ベーシックストラテジーを使えばさらに勝率は高まると考えられます。
- Qカードカウンティングはほかのカジノゲームでも使える?
- A
ブラックジャックの必勝法として有名なカードカウンティングは、バカラでも使えることが知られています。


